AIとDesign
去年はAIを活用した様々なサービスが発表され、いよいよ本格的な普及時期に入ってきたなと感じています。
AIが世の中を大きく替えていくという期待がある一方で、デザインなどのクリエイティブはAIに取って代わられることがないという意見もありますが、これから紹介するサービスが進化していくと、そんなことも言っていられなくなるのかなと思っています。
Wix ADI
こちらのサービスは、簡単にWEBサイト構築ができるサービス「Wix」を提供している会社が発表した新サービスです。
動画にあるように、いくつかの質問に答えるだけで、AIがデザインパターンを提案してくれるというサービスです。
おそらく、運営している「Wix」のテンプレートデータとキーワードをAIが分析しており、そのデータを元に提案してくるのだと思われます。
The Gird
こちらのサービスは、管理画面からアップロードした情報や画像などのコンテンツデータをAIがレイアウトしてコーディングまでしてくれるというサービスです。
例えば、アップロードした画像の内容を解析して、その写真にあったフォントやカラーを選んだりしてくれるようです。
また、サイトのテーマに応じて他サイトなどからコンテンツを選択して表示させたり、ページ生成後もユーザーのアクションに応じて最適化してくれるようです。
これらが本当にできるのであれば、サイト運営でPDCAを回している企業は最終的に不要になってしまうかもしれないですね。
Google Ad Senseのプロダクト部長をやっていたBrian Axeと、Mediumの初期デザイナーLeigh Tayloという人たちがつくっているサービスなので、その質には期待したいところです。
料金プランは3パターン用意されていますが、残念ながら無料版は用意されていません。
FIREDROP
最後は、まだサービス紹介動画などが公開されていないようなので詳細が不明ですが、チャットシステムを通じてAIとやり取りをしていくと、AIが何をしたいサイトなのかを分析していくようです。そして、テキストや画像、動画、PDF等のデータをアップロードすると、AIが自動的にデザインを行うようです。こちらのサービスも、一度公開をすると、それ以降は自動的にA/Bテストを実施しながらサイトを最適化していってくれるようです。Wix ADIやThe Gridよりも一歩進んだカタチのサービスのように感じました。こちらのサイトは、執筆時点で早期ユーザー登録ができるようです。
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